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「お嬢様は白いのがトコトンお好き!?」鷹羽シン
「お嬢様は白いのがトコトンお好き!?」 鷹羽シン/フランス書美少女文庫

 正直「お嬢様は白いのがお好き!?」 の続きが出るとは思わなかった。
 前作で主人公とヒロインの出会いと関係性の構築、小さな衝突や身分違いに悩んだりという過程を経てお嬢様の家族にも認められたりして一応きちんと終わっていたから。
 どんな感じの続編だろうと思ったら、ダイレクトに続きとして書かれていた。別のヒロインを登場させて実質そちらがエロ担当にとかのパターンにはなっていない。前作が気に入った人であればまったく問題なく楽しめると思う。
 最初から相思相愛でリミットなく白濁液塗れの関係になっているので、前作以上にフルスロットルな感じになっている。それはそれで全然悪くないなのだけど、トーリーとしての起伏については前より落ちてしまっているようにも見える。すれ違いや誤解みたいなアクセントは入れているけれど、前とも重なっている。それもあってか新キャラとしては主人公のライバル的な位置づけの男も出てきたが、かませ犬。嫌味ながらもスペックは高くてヒロインを篭絡しそうになっていきヤキモキという感じはまるでない。それしても反発があるかもしれないし、やはり正解か。挿絵の鬼ノ仁が8ページにも渡って同人誌っぽく陵辱(妄想)漫画を描いているのが面白かった。
 どうせなら前から出ているクラスメイトの眼鏡娘とかを使えなかったかとも思うが、ありきたりか。

 ちょっと前作比較としてのマイナスはあるのだけど、学校内で恋人である旨を表明したり、最後にヒロインから改めて想いを告げたりと、前作を受けたからこそのいろんな見せ場はかなり良いと思う。それに前にも増しての濃厚エロ描写が大きくプラスになっている。
 風呂とかプールというのとはまた違った視点からの白濁液に漬かるプレイとか、バレンタインチョコを使ってのあれこれとか。
 これだけしてても、さりげなく節度とか凛とした姿とかを見せているヒロインも相変わらず魅力的だし。演劇でのお姫様姿とか、ライダースーツとか、制服姿以外も登場していて良い感じ。

 今回についてもけっこう美少女文庫で見受けられる孕みエンドとかの決定的な結末として締めてはいないので、書こうと思えばさらに続きも書けそうな感じはした。
 あるかなあ。あるといいなあ。


        

【2010/05/03 00:07】 | 鷹羽シン | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「お嬢様は白いのがお好き!?」鷹羽シン
「お嬢様は白いのがお好き!?」 鷹羽シン/フランス書院美少女文庫

 とんでもないお嬢様と、同じ学校に通う以外ほとんど接点のない一庶民たる主人公がアクシデントで知り合ってというパターンのお話はマンガでも小説でも非常に多いが、本作の場合、タイトルの通りヒロインたるお嬢様が異常なザーメンフェチというのが、凄い特徴になっていると思う。経験はないが、いつか好きな人のもので全身白濁まみれにされたいと夢想して擬似的な粘液で戯れる最初のシーン辺りから読者を選ぶ事甚だしいが、食いついた人の期待を裏切らない作品になっている。

 ふとした事から主人公の本物に触れて衝撃を受け虜となり、以後多量に供給されたり、したりされたりという関係へと進んでいく。やっている事は別としてだんだんと行為だけの関係でなく、共に惹かれあって結ばれてと純愛系の展開になっているのは面白い。主人公が他のクラスメートと話をしているのにお嬢様が焼きもちを焼いたり、仲違いしている間に他の男のものではまったくダメなのを悟るところとかのエピソードも効果的に描かれている。最初から最後までお嬢様だけがヒロインで他のエロ担当とかいないというのは、ハーレム展開に行きがちな普通の純愛物よりもむしろこちらの方が純愛しているかもしれない。
 そもそも何でお嬢様にそんな性癖があるのかという理由付けとか、満足いくまで射精できる仕掛けとか、割合きちんと押さえているし、幾らなんでもと思う設定と内容を、違和感なく読ませ切ってしまうのは非凡だなと感じる。

 挿絵は鬼ノ仁が描いていて、かなり作品にマッチングしていると思う。一枚絵のイラストの他、コマ割したマンガとして描いているものも数ページあり、かなり力が入っている。

 本当に読者の嗜好で好悪が分かれそうな作品だけど、レベルが高い一作だと思う。
 余談ながら、愛撫として眼球舐めするシーンは小説では初めて見た。知らないだけで他にもあるのかもしれないが。


        

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2010/03/15 22:03】 | 鷹羽シン | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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