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「女教師母娘」本藤悠
「女教師母娘」 本藤悠/フランス書院文庫


 主人公に好きな人がいるが踏み出せずにいて、他の女性と結ばれて自信をつけてといったストーリーは定番モノの1つとしてマンガや小説でいろいろと存在している。本命との初体験を失敗してとか、そこまでいかずいちど失恋してとか導入部でもバリエーションがいろいろあるし、最後も本命を射止めたり、ハーレム展開になったり、本命はすっぱり諦めて初体験の相手と恋人になったりと、定番だけにいろいろ多彩になっているように思う。
 本書もその系譜に入るが、高校生の主人公が憧れているのは女教師で、手助けをして童貞を奪ってくれるのも別の学校だが女教師という組合せで、結構珍しいと思う。さらにその二人が義理のではあるけど母娘の関係というのは、他に無いんじゃないだろうか。それだけでも独自性出ているけど、さらに母親が娘との仲を取り持つのでなくて、娘が母親とうまくいくように少年に協力する展開というのもまた珍しい部類だろう。

 母娘とはいっても子連れの男性と結婚したから子供がいるだけで、年の差は姉妹程度。母親が31歳で娘が22歳。結ばれる前に死別してしまい、ヒロインたる母親は処女のままというのがポイントだろう。巽飛呂彦の「処女未亡人」なんかは似ているけど教師物ではないな。
 一人身のままなのを心配した娘が主人公と母親の仲を深めようとしてあれこれして、結果としては三人の思惑が合致するのだけど、処女を捧げるにあたって主人公が童貞だと心配なのでと、先に娘に筆おろしを頼むというのが、よくよく考えるととんでもない流れなのだけど読んでいて違和感はなかった。

 口でとか本番でとかの表現はかなり濃厚。どちらかというとエロ漫画寄りだなあという淫語喋りだったりはするけれど、勢いもあるし描くべきところはきっちり描かれている。新人だからなあという部分と新人なのにという部分が両方ある感じ。レベルは高い。
 少年に教えながらも、娘の方も本気になってしまう展開だけど、修羅場になったりはせず二人とも一緒にという方向へ向かう。あまり人数が多いとハーレム描写でも順番に回数こなすだけだったり、絵で見ると凄いのだろうけど文章だとどうなっているのかわかりにくかったりもするけど、1対2という事でわかりやすいし丹念な描写になっている。二人の行為の書き分けとかが巧み。行為だけでなくて、経験した二人の肉体や感じ方の違いを主人公が思うシーンとかでも差別化されていて実に良い。
 シチュ的にも学校の中でという教師物ならではの舞台をしっちりと活かしていて言う事が無い。

 本当に新人の作品と意識しなかったとしても、かなり満足がいく出来だった。次にどんなものを描くのか楽しみ。似た傾向のものでいっても良いし、がらりと変わってたのも興味ある。フランス書院文庫だけでなく美少女文庫の方でも書けそうに思える。

        


 

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2008/10/28 03:13】 | 本藤悠 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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