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「【はじめての女】隣人妻と女子大生」秋月耕太
「【はじめての女】隣人妻と女子大生」 秋月耕太/フランス書院文庫

 高校生の主人公が、バイト先の女子大生や近所の若妻と親しくなり、年上の余裕があった筈の女性陣が逆に虜になって……といった、フランス書院文庫の中だけでもけっこう類似の作品がありそうな気はする。弓月誠であるとか神瀬知巳であるとか。
 ただ、その中にあっても、かなり出来の良い作品じゃないかと思う。美少女文庫の方の印象が強かったので、こういうのも書くんだと思いつつ読了した。
 最終的には両手に花となるにしても、そこに至るまでの流れがなかなか面白い。バイト先で一緒の女子大生に誘惑されて関係を持ったものの、その後妙によそよそしくされて「遊びだったんだ」と落胆したところを、前から憧れていた近所の若妻に慰められてと、エロ小説的だけど自然に進んて行く。優しいながらもほとんど性交渉を持とうしない夫に対して、若く情熱的な主人公の虜になってしまう過程とか駆け足ではあるけれど巧く描いていると思う。冷たくしていた女子大生も実はといった後半からの話も意表を突くポイントがいくつも用意してあるし面白い。

 ヒロインが二人だけなので、エロ描写の密度も濃いし、いろいろとシチュエーションに凝っているのも魅力的。夫婦の寝室で夫を意識させてとか、初めてが欲しいんだと言われて後ろを許してしまうとか、人妻もののお約束的な行為ををしっかりと描いているのは、ありがちでもそれはそれで効果的だし、好感が持てる。
 一方で、女子大生の方も再登場してからぐっと存在感を出している。ある意味、初体験と逆になった状態での二回目が何とも良い。状況理解した上で最初にページを戻して読み返すとまた違った印象になるのも面白い。

 あえて文句を言うと、経験がなく受身的な主人公が、憧れを抱いていた相手に急にやりたい放題になって技巧的にも急にレベルアップ増強しているのがちょっと違和感があった。
 夫と電話しているところを悪戯とか好きな人には堪らないシチュエーションだとは思うし、大人の女性二人を並べて味比べというのも様式美的なものなので、そこだけ読むとかなり良いのだけど。
 受身プレイがけっこう良いので、そちらを活かしても良かったのじゃないかと思う。

 トータルとして、年上好きならばかなり満足できるだろう。また、恥ずかしい部分を見て楽しんだり、匂いを嗅ぐとかの、フェチ描写もあちこち見られて、その辺が好みの人はさらに評価加算されると思う。


        


【2010/12/13 22:05】 | 秋月耕太 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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